15年前と現在のインフラエンジニアの違い:未経験でも安心!新時代のエンジニア像を知ろう
「インフラエンジニア」と聞くと、「難しそう」「黒い画面をひたすら操作する」といったイメージを持っていませんか?
それは、もしかしたら少し前のインフラエンジニアのイメージかもしれません。技術は日々進化しており、インフラエンジニアの仕事内容も15年前とは大きく変化しています。
この記事では、約15年前の「オンプレミス」中心のインフラエンジニアと、現在の「クラウド」中心のインフラエンジニアを比較し、未経験からでも活躍しやすい「新時代のエンジニア像」をご紹介します!
15年前のインフラエンジニア(オンプレミス中心)
約15年前のインフラは、主にオンプレミス(自社でサーバーやネットワーク機器を保有し、自社内に設置・運用する形態)が主流でした。
| 要素 | 特徴 | 未経験者にとっての壁 |
| 物理的な作業 | サーバーラックへの機器の設置、配線、故障時の現地対応など、体力と専門知識が必要。 | 機器の扱いや複雑な配線ルールなど、現場でのOJT(実地訓練)が必須。 |
| 設計・構築 | サーバー、ストレージ、ネットワーク機器の選定から設定まで、詳細なハードウェア知識が求められた。 | 専門ベンダーの製品知識が多く必要で、習得に時間がかかった。 |
| 運用・保守 | サーバーOS、ミドルウェアのインストールから監視・バックアップまで、すべて自前で構築・管理。障害対応は時間との戦い。 | エラー時のログ解析やトラブルシューティングには、深い専門性と経験が不可欠。 |
| 求められるスキル | Linux/Windows Serverの深い知識、ネットワークのルーティングやスイッチングなど、基盤技術への熟練度。 | 座学だけでは限界があり、実機に触れる機会が必要だった。 |
当時のエンジニアは、物理的な制約と隣り合わせで、非常に専門性の高い職人芸のような側面がありました。
人にもよりますが、主夫ネスマンは、構築するときのネットワーク機器、サーバ機器、ファイアウォールなどのフォルムが溜まらなく好きでしたw
現在のインフラエンジニア(クラウド中心)
現在は、Amazon Web Services (AWS) や Microsoft Azure、Google Cloud Platform (GCP) などのクラウドサービスがインフラの主流です。これにより、インフラエンジニアの役割は大きく変わりました。
| 要素 | 特徴 | 未経験者にとってのメリット |
| 物理的な作業 | サーバーはクラウド事業者が管理するため、物理的な作業はほぼゼロ。すべてWeb上の管理画面やプログラム(コード)で操作する。 | 危険な作業や重労働がなく、デスクワーク中心。未経験でもすぐに環境構築を始められる。 |
| 設計・構築 | 必要なサーバーやデータベースを数クリックで作成可能。設定もテンプレート化されており、短時間で環境が構築できる。 | クラウドの学習サービスやドキュメントが豊富で、独学でも知識を習得しやすい。 |
| 運用・保守 | 監視やバックアップもクラウドの標準機能で自動化できる部分が多い。障害対応もサービス側の機能を利用できる。 | 「何をどう設定するか」という論理的な思考が中心となり、経験よりも知識と設計力が重要に。 |
| 求められるスキル | クラウドサービスの知識(AWS、Azureなど)、インフラをコードで管理するIaC(Terraformなど)、セキュリティや自動化(Pythonなど)の知識。 | プログラミング的思考が活かせるようになり、Web系エンジニアとの境界線が曖昧に。学習ロードマップも明確。 |
昔と今を比較すると、
昔のほうが機器の設計、構築経験、ログの見方、精査方法など職人的な傾向が強く、
スキルの可視化はやりやすかったです。
今は、物理的な制約がなくなった分、知識の習得がしやすくなった半面、
転職などのアピールが資格の数、案件の規模だけではなく、クリエイティブな部分が求められるようになりました。
未経験のあなたが今インフラエンジニアを目指すべき理由
現在のクラウドエンジニアの仕事は、かつての「肉体労働」「職人芸」的な部分が減り、「知的労働」「設計・自動化」にシフトしています。
- 学習の敷居が低い
クラウドサービスは、アカウントさえ作ればすぐに触って試せるため、
実機(物理サーバー)を用意する必要がありません。学習環境の構築が非常に簡単です。 - プログラミング的思考が活きる
インフラをコードで管理するIaC (Infrastructure as Code) の普及により、プログラミングや論理的思考が得意な人は、その能力をそのまま活かせます。 - 需要が高く、将来性がある
企業のクラウド移行は今後も加速するため、クラウドを扱えるインフラエンジニアの需要は非常に高く、長く活躍できるスキルが身につきます。
未経験だからこそ、昔ながらの難しいオンプレの知識から入るのではなく、新しいクラウドの知識からスタートできるのは大きな強みです。
さあ、あなたも「新時代のインフラエンジニア」として、キャリアをスタートしませんか? 😊

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